「リウマチ・関節炎とヨーガ療法」
今月のヨーガニケタンでの講義&実習は、あの大雪の翌日「腰痛とヨーガ療法」についてでした。
最近暫く私の導師である木村慧心先生にお会いできておりません。
寂しいです~(T_T)
はてもしかして、これは「朝のヨーガ行に参加しなさい」または「6月のインドマナリへの修業に参加しなさい」と慧心先生に言われているように感じてしまうのは私だけだろうか・・・(^_^;)
それはさておき、本題に移りますデス!
関節リウマチとは何ぞや?
関節リウマチは、70〜100万人の患者数を数え、30〜50代の女性に好発します。
ひとつの関節にとどまらず、左右対称性に全身の関節にこわばり、痛み、はれを生じ、進行すると関節が壊れます。
従来、関節の病気との認識でしたが、現在ではリンパ球の異常による内科的疾患と考えられています。
原因は?
もともと遺伝的要素のある人が何らかの原因で免疫異常を引き起こして発病するのではないかと考えられています。
また免疫異常が関係しています。
免疫」というのは、体に外から異物が入ってきた際に、それを見分けて攻撃し、体を守るシステムですが、「自己免疫」の病気では、このシステムに狂いが生じ、自分自身の体の一部を攻撃します。
免疫の司令塔がリンパ球ですが、リウマチでも自分自身を攻撃するリンパ球が病気を引き起こします。
そもそも、「リウマ」とはラテン語で「流れる」という意味なので、現在、自分自身を攻撃するリンパ球が、全身の関節や臓器に流れていき、あちこちの関節で炎症を起こして痛みやはれを生じるなどの症状を引き起こすと理解されています。
また引き金要因として
精神的なストレス、肉体的ストレス、冷え、女性ホルモン、出産後の体質の変化、更年期障害などが考えられます。
治療方法
治療の中心は薬物療法です。
関節リウマチでは、関節局所や一時しのぎの治療ではなく、全身的な、長期的に計画された治療が必要です。
しかし最強の抗炎症薬は副腎皮質ステロイド薬(プレドニンなど)ですが、骨粗鬆症(などさまざまな副作用があり、使用は避けるべきです。怖いですね~。
ヨーガ療法 では♡
アサナ(ヨガのポーズ)
関節のアイソメトリック・エクササイズアイソメトリック・スークシュマ・ヴィヤヤーマアイソメトリック・ブリージング・エクササイズの技法スロートレーニング技法。
これらの技法により緊張と弛緩を繰り返し、肉体に意識化を働きかけ、関節周りの筋肉を柔軟にし、そして強化します。
関節リウマチの患者さんは安静にし過ぎてしまう傾向があり、それは筋肉を老化させていくので関節の動きを良くさせます。
関節を休ませることも行います。
そうすることによって炎症を静めたり、痛みと腫れを取り除いていきます。
調気法(呼吸法)
ゆっくりとした呼吸、心のスピードを落とし、自律神経に調和をもたらす。
瞑想法
静けさや休息をもたらします。
心にあるストレスは心理作用の速化したものであるから、ヨーガの手法で、心理作用を制御し心の働きを休ませます。
そうすると脳細胞が深く休むことができ免疫細胞を休ませます。
そして高度な能力が蘇ることで、結果、免疫細胞の破壊力が制御できるわけです。
例えば、そのためには~
♡最愛の存在と共にいられるということに喜びを見出し、ストレスを和らげる。
♡普段の生活の中において、静けさこそ幸福であると知る。
♡物質的な快感を渇望しない。
♡いつも機嫌よくしてる。
♡気持ちを若々しくしている。
♡リラックスしながら行動することである。
♡これらの思考方法の修正をしていくようにします。
ケアマネージャーとして私の受け持っているご利用者さまの中にも、関節リウマチの方がおられます。
朝夕やこの寒い時期は両手の関節のこわばりが酷く、何をするにも思う様に動かせず本当にお辛い日々を過ごしています(ー_ー)!!
それでも、月に1度私が訪問した際、少しの時間ではありますがヨーガ療法を実習すると、「とても楽になるわ~(^O^)」といつも喜んでいただいています(*^_^*)